Googleドライブはお使いでしょうか?もしかして、ウェブブラウザ上でしかGoogleドライブを使っていないのでは?それは非常にもったいない。Google Workspaceを利用されているのならばGoogleファイルストリームが使える。もうブラウザでGoogleドライブを開くのが億劫になるくらい便利なツールなので是非導入を検討しよう。今回はGoogleドライブを最大限活用できるGoogleファイルストリームについて解説する。
目次
Googleドライブファイルストリームは速い・軽い・便利
まずはGoogleドライブファイルストリームを使用するメリットをご紹介。
アクセスする速度が速い
わざわざGoogle ChromeやSafariを立ち上げてるのは面倒。ファイルストリームを使えば、いつも使っているファイルエクスプローラからGoogleドライブ内にアクセスすることができます。WEBブラウザを起動する必要がない。
ファイルを同期しないので軽い
ストリームと言うくらいなので、GoogleドライブからファイルをPCにダウンロードせずに扱うことができる。最近流行りのAmazonプライムビデオやNetflixのような、映画をダウンロードせずに、ネットにアクセスして見ることをイメージして欲しい。感覚的にはストリーミングサービスと同じで、Googleドライブからファイルをダウンロードせずに、PCで見る感覚だ。
ファイルをダウンロードしないので軽い。あなたのPCの空き容量を消費しないので便利だ。
ファイルエクスプローラからアクセスできるので便利
上でも述べた通り、Windowsならファイルエクスプローラ、MacならFinderからGoogleドライブを見ることができる。ローカルファイルをGoogleドライブにアップロードする際も、ドラッグして移動、もしくはコピー&ペーストで対応できる。普段から行っている操作なので快適そのものだ。
Googleドライブファイルストリームが使える条件は?
こんなに便利なサービスもやっぱり使うための条件がある。以下の2点に注意。
Google Workspaceの登録が必要
GoogleドライブファイルストリームはGoogle Workspaceに登録しているユーザーだけが使用できる。Googleの有料サービスで、導入している会社が増加している。一般無料アカウントはGoogleドライブの容量が15GBだが、Google Workspaceユーザーはプランによっては容量無制限のプランまで選べる。
料金について
料金については以下の公式ページを参考に。
Google Workspace(旧称 G Suite): お支払いプラン
最安のBusiness Starterが月額680円、最大のBusiness Plusが容量5TBも使えて月額2,040円。
Googleドライブファイルストリームの導入手順
ドライブファイルストリームの導入から設定までを見てみよう。
ドライブファイルストリームをダウンロード
以下のGoogle公式ヘルプから無料でダウンロード。
ドライブ ファイル ストリームをデプロイする – Google Workspace 管理者 ヘルプ
Windows版とMac版の両方が用意されているので、あなたの環境に合わせてダウンロードしよう。
Googleアカウントでログインする
インストールができたら、タスクバーに以下のようなアイコンが出るはずだ。(画像はMac環境の場合)
アイコンを押してGoogleドライブを使用したいGoogleアカウントでログインしよう。
大きなポイントに絞ると導入は以上でおしまい。超簡単。
Googleファイルストリームを徹底活用する
では、もう少し使い方に触れようと思う。活用できなきゃ宝の持ち腐れ。
右クリックでファイルを新規作成すべし
Googleドライブファイルストリームでは、ウィンドウの上で右クリックを押すことで、色々なメニューを呼び出せる。Googleドキュメント・スライド・スプレッドシートなどをワンクリックで新規作成できる機能がある。ただし、作成したファイルが保存されるファイルはGoogleドライブのマイドライブに保存される。
え、いや、マイドライブに保存されてったらマイドライブがぐちゃぐちゃになって訳がわからなくなるじゃん。
と言う意見がごもっともだろう。ただし、そこは天下のGoogle様。Googleドライブの検索機能を使えばそもそもフォルダ整理なんか必要ないくらい簡単にファイルを検索できる。
綺麗なフォルダ整理をしないと発作が起きてしまう人は・・・あとで整理しよう。
思い立った時にサッとファイルを作って入力を始められること自体が最優先されるべきと私は考えている。(無理矢理価値観をねじ曲げた)
検索機能を大いに活用するためのファイル名の設定方法はGoogleドライブ最強のファイル整理術の記事を読んで欲しい。
共有フォルダを作成してメンバーに共有しておくべし
いつもファイルの格納場所をメンバーに共有する時は、ウィンドウの上部のパスをコピーして共有すると思う。ドライブファイルストリームを使うとファイルパスが以下のようなパスになる。
/Volumes/GoogleDrive/マイドライブ/フォルダ名/フォルダ名/ファイル名
相手側のPCにもドライブファイルストリームが導入されていないとパスが使えない。なので、共同作業を行う場合は、メンバーで一緒に使える共有フォルダを作成し、先に伝えておくほうが良い。
こうすることで、エクスプローラからファイルパスを共有するだけで、相手もドライブファイルストリームを使ってファイルにアクセスすることができるようになる。
右クリック→Googleドライブで開くを使うべし
これもよく使う機能で、指定したフォルダの中にGoogleドキュメントファイルを新規作成したい場合などに使う。指定のフォルダで右クリック→「Googleドライブで開く」を押すと、ウェブブラウザが立ち上がり、指定したフォルダをGoogleドライブで開いてくれる。そのままドライブ上でファイルを作成すれば良い。
Googleファイルストリームの注意点
あまり注意する点もなかったので、私が個人的に注意した点が以下。
1つのPC=1つのGoogleアカウントしか使えない
これが地味に痛い。悔しい。私はある事情からGoogle Workspaceを複数登録して使い分けているのだが、1つのPCにファイルストリームが1つしかインストールできない。マルチログイン機能はない。よって一番使うGoogleドライブアカウントでログインすることになる。
ただ私みたいなITオタクはレアケースなので問題ないですね。