2時間ものの動画をm4vに変換したくていつも通りHandBrakeを使ってエンコードを始めたのはいいけれど、残り3時間という表示に嫌気がさして色々調べてみることに。
Googleで調べるもWindowsのQSVについての記事ばかり。やはりMacは無理なのか。
と思いきやあるではないですか。
QSVとは、Quick Sync Videoの頭文字をとった略。簡単に言えば専用回路として実装されたMPEG2/MPEG4 AVC用ハードウェアエンコーダ。Sandy Bridge以降のCore i シリーズCPUに搭載されている動画変換専用の回路。2012年以降に発売されたMacに搭載されているということで、自分のMacBook ProはHD4000が搭載されていました。
これは試してみたいところ。
QSV対応のMac用ソフト「MacX Video Converter Pro」
QSVに対応しているMac用ソフト「MacX Video Converter Pro」を今回試してみる。
MacX Video Converter Pro 公式ページ
使う前に設定をいじっておきたかったがPreferencesがグレー表示で環境設定が開けない。
諦めてとりあえず変換を試してみる。
QSVが動作するように右下のチェックボックスを入れる。これだけで準備は大丈夫。
あとは「RUN」を押して変換が終わるまで待つだけ。
HandBrakeだと変換中のFPS値が平均11を前後するのに対してMacX Video Converter ProはFPS130前後をキープする。圧倒的速さ。
結果
HandBrake : 3時間30分
MacX Video Converter Pro : 33分
7分の1の時間で変換が終わった。今まで変換にかけていた時間はなんだったのかと思う程。
肝心の画質について確認してみた。
両方ともフルHD解像度での比較。
VLCで「指定時間へジャンプ」を使って同じ再生時間を切り取って並べてみた。
若干だがHandBrakeがシャープさがあり高品質ではある。
気がする。
まとめ
ハードウェアエンコードは画質が少し悪いとは前々から言われていたことだけれどもこれなら時間が短い方がいいと少なくとも私は思う。絶対高画質のまま保管しておきたいんだ!って方じゃなければQSVでいいと思う。何せ速い。
試用版もMacとWindows両方ダウンロードできるので買う前に試してみることをお勧めします。
これでApple TV活用が捗る!